ゴールデンウィークを挟んだため少し遅くなってしまいました。申し訳ありません。
国会は、4月30日の歳入関連法案の衆議院での再議決で多少の混乱はありましたが、連休明けからは何事も無かったかのように動いています。ガソリンの税率復活で、国民の皆様には迷惑をおかけしましたが、このまま放置しておけば、地方財政、ひいては国民生活に大きな影響が出るところでした。ご理解をお願いしたいと思います。
また、いわゆる後期高齢者医療制度の問題は、大変なご批判をいただいていますが、日本の医療費が年間33兆円、そのうち75歳以上の方に11兆円かかっています。これが15年後にはおそらく30兆円を超えるということで、このままでは、若い層の負担が跳ね上がって、健康保険の制度自体の維持が難しくなるところまできていました。新制度下での保険料負担は地域によって差はありますが、これまで市町村単位で管理していた国民健康保険を県全体管理することとなった結果、三重県南部では殆どの地域で保険料負担は下がっています。ただ、これまで各自の振り込みだった保険料支払いを年金からの天引きにしたため、負担が増えたような誤解を与えてしまったことと、事前の説明が十分でなかったことは事実です。
それにしても、マスコミ、特にテレビが、制度の内容を必ずしも正確に理解せず、あるいは意図的にそうしたのかもしれませんが、都市部の負担増になるケースだけを取り上げて、いたずらに不安感を煽ったことは罪が大きいと思います。我々も反省すべき点は多々ありますが、マスコミには正確な報道を心がけてもらいたいものです。
ところで、今ちょうど中国の胡錦涛国家主席が来日中です。これが日中の新時代の幕開けになるのかどうかは、今後の評価に待つことになりますが、世界の中で、中国の相対的な存在感が大きくなり、逆に日本のそれが小さくなっています。先日も知り合いのアメリカ人と話をしていたら、アメリカでも日本の影がどんどん薄くなっているとのことでした。外国の人から見ると、日本はどうも内向きの話ばかりしていて、しかも物事がなかなか決まらないという奇妙な国に映るようです。
今、私達が取り組まなければならないのは、大きく変動する世界の中で日本が埋没してしまわないようにすることであり、ひいてはそれが将来の国民生活の安定と繁栄につながるという道筋を示すことだと思います。 |